はじめに|「とりあえず書く」はNG?稼げない理由の多くはジャンル選び
ブログを始めるとき、「とりあえず思いついたことから書いてみよう」という人、けっこう多いと思います。
もちろん、“書くこと自体が目的”なら、それでもOK。
でも、「稼ぎたい」と思っているなら話は別。
最初のジャンル選びを適当にすると、あとでどれだけ頑張っても「手応えがない…」ってことに。
なぜなら、ジャンル=ブログの土台だからです。
この土台がズレていると、
- どれだけ記事を書いても検索されない
- 紹介できる広告が見つからない
- 読者ニーズにハマらない
という“負のループ”に入りがちです。
逆に、ジャンルさえ正しく選べば、
たとえ文章が上手じゃなくても、更新がゆっくりでも、収益化の道は見えてきます。
この記事では、そんな「稼げるジャンルの選び方」を、初心者にもわかりやすくお伝えしていきますね。
なぜジャンル選びが“9割”なのか?
前述の通り、ブログで「稼ぎたい」と思うなら、ジャンル選びは最優先です。
なぜなら、ジャンル次第でブログの伸びしろが決まるから。
どれだけ頑張って記事を書いても、そもそも検索されないテーマでは誰にも届かない。
さらに、広告がない/単価が安いジャンルでは、アクセスがあってもお金にならないことも。
もうひとつ大事なのが、「自分が書きやすいか」。
興味も体験もないと、ネタ切れしたりモチベが続かなくなってしまいます。
だからジャンル選びでは、
- 検索されてるか?
- 稼げるか?
- 自分でも書けそうか?
この3つをしっかり見極めるのがカギ。
ここを適当に選ぶと、あとで「なんか違ったかも…」ってなりがちなんです。
逆にここさえ外さなければ、多少文章が下手でも、更新がゆっくりでも、ちゃんと収益化まで届きます。
ジャンル選びはまさに“土台”。
最初にそこを固めておけば、その後に積み上げる努力がムダになりません。
避けるべき“失敗ジャンル”の特徴
ただここで、ひとつ注意しておきたいことがあります。
それは、「稼げそうでも、初心者が選んではいけないジャンル」があるということ。
ブログを始めたばかりの頃は、広告単価が高そうなテーマに惹かれがちなんですが——
実は、“稼ぎやすさ”と“初心者でも戦えるか”は全く別問題なんです。
たとえば医療・法律・金融などのYMYL(Your Money or Your Life)系。
この分野はGoogleの評価も厳しく、「誰が書いたのか」「どんな信頼性があるのか」が重視されます。
つまり、実績も資格もない個人にはかなり不利なジャンルなんです。
それ以外にも、
- 広告案件がない
- 報酬が安すぎる
- 体験も関心もないテーマ
こういったジャンルも、どれだけ検索されていても継続や収益化は難しくなります。
だからこそ大事なのは、「稼げるか?」だけじゃなく「自分がそこで勝負できるか?」という視点。
ここを見誤ると、長く続けるのがしんどくなります。

稼ぎやすいジャンルの条件とは?
「じゃあ、初心者でも稼げるジャンルって結局どんなの?」
——気になりますよね。
実は“絶対正解”はありませんが、稼ぎやすいジャンルに共通するポイントは明確です。以下の3つがカギになります。
① 広告が豊富でYMYLではない
初心者が選ぶなら、まず外せないのが「広告案件が多く、YMYLに該当しないジャンル」です。
楽天市場やAmazon、A8.net、もしもアフィリエイトといったASPで多くの案件が見つかるジャンルは、それだけで選択肢が広がります。案件のバリエーションがある=読者のニーズに応じて提案できる=収益化のチャンスが増える、という好循環が生まれやすいんです。
たとえば「日用品」「ガジェット」「生活雑貨」などは、クリック報酬型の広告でも意外と成果が出やすく、初心者にも扱いやすい分野。レビューや使用感といった体験ベースの情報も書きやすいので、自然と記事の質も上がりやすくなります。
② 検索意図がはっきりしている
ブログで稼ぎたいなら、「検索意図が明確なテーマ」を選ぶことが大きな武器になります。
たとえば、「加湿器 おすすめ」「楽天ポイント 使い道」「ふるさと納税 お得な返礼品」などのキーワード。これらは「いますぐ解決したい悩み」が背景にあるため、読者の温度感が高いんです。つまり、行動に移しやすい状態の人が検索しているということ。
こうした検索キーワードは、記事の中で的確に答えを提示できれば、そのまま「購入」や「サービス登録」につながりやすく、収益化にも直結します。
さらに、検索意図が明確なジャンルは、信頼されやすく、記事構成も作りやすいのが特徴。無理に引き伸ばすことなく、読者の知りたい情報にストレートに応えることができるので、初心者にも取り組みやすいジャンルといえます。
③ 自分の体験をそのまま活かせる
体験談こそ、初心者最大の武器。
使った感想やちょっとした失敗談まで、リアルな声は読者の共感を呼びます。
この3つがそろえば、文章に自信がなくても収益化の可能性は高まります。
逆に、全部欠けているジャンルは、正直かなりしんどいです。
だからこそ、ジャンル選びは戦略的に、冷静に。
失敗しないジャンル選びの具体ステップ
ここまで読んで、「なるほど、ジャンルが大事なのは分かった」と思った方へ。
じゃあ実際どうやって選ぶの?という話、ここで解説します。
なんとなく決めると、あとで「やっぱり違ったかも…」と後悔しがちです。
でも、次の3ステップを踏めば、その確率はグッと下がります。
ステップ1|自分の経験と興味を洗い出す
まずは、これまでの生活を振り返りましょう。
- よく使ってるもの
- 続けている趣味
- 人に聞かれること
- お金や時間をかけてきたこと
ここに“書けるジャンル”のヒントがあります。
知識ゼロのジャンルだと記事が続かず、体験もないから説得力が出ません。
逆に、興味のある分野なら自然と深みが出るし、書くのも苦じゃなくなります。
ステップ2|検索されてるか調べる
「自分が書きたいこと」だけじゃなく、検索されてるかが重要です。
- ラッコキーワード(広告)で関連ワードを確認
- Google検索で、個人ブログが上位にあるかチェック
企業サイトばかりなら競争が激しいかも。避けたほうが無難です。

ステップ3|広告があるか確認する
最後はマネタイズできるかどうか。
記事を書く前に、ASPに登録して案件を見ておきましょう。
- A8.net
- もしもアフィリエイト
- 楽天・Amazonアフィリエイトなど
紹介したい広告があるか?報酬は見合ってるか?
ここを事前に見ておくと、あとから路頭に迷うことがなくなります。

ジャンルは「最初の設計図」。後悔しない選択を
ブログって、つい思いつきで始めたくなりますよね。
でも「稼ぎたい」なら、ジャンルはまさに“最初の設計図”なんです。
家づくりで土台や間取りがズレていたら、どんなにおしゃれにしても住みにくいのと同じで、ジャンル選びを間違えると努力が報われづらくなります。
とはいえ、ジャンルはあとから変えても大丈夫。
実際、「やっぱり書きにくいな」「広告が少ないな」と感じて方向転換して成功した人も多いです。
でも最初にしっかり考えておくほど、その後がスムーズになります。
迷ったときは、
「自分の体験」×「検索されている」×「広告がある」
この3つを満たすジャンルが狙い目です。
最初のジャンル選びは、未来の自分へのギフト。
「もっと早く考えておけばよかった」とならないように、今こそ本気で向き合ってみてくださいね。