「10記事も書いたのに、誰にも読まれない…」
そんな気持ちになったこと、ありませんか?
正直なところ、私も最初はそうでした。
頑張って記事を積み重ねても、検索からのアクセスはゼロ。SNSでも全然シェアされない。
「これ、本当に意味あるのかな?」って、何度も思いました。
でも、あとで衝撃の事実を知ったんです。
ブログの記事のうち96%以上はオーガニック検索から1人もアクセスを得られていない、という統計があることを。
……えっ、96%!?
驚きますよね。でもそれが現実です。
じゃあ、どうやって「当たり記事」を生み出せばいいんでしょうか?
どれくらい記事を書けば、“ヒット”の可能性が見えてくるんでしょうか?
この記事では、確率の考え方を使って「当たり記事が生まれるまでのリアルな投稿数」について、ちょっと面白く、でも真面目に考えていきます。
あなたが今、「10記事書いたのに何も起きない」と感じているなら、なおさら読んでみてください。
実はそれ、ものすごく“普通”なことなんです。
確率で見る“当たり記事”の期待値
では実際、記事を何本書けば「当たり記事」が生まれる可能性が高くなるのでしょうか?
ここで少し、確率の話をしてみましょう。
仮に、1記事がヒットする確率が「1%」だったとします。
裏をかけば、1本書いて「当たらない」確率は99%(=0.99)ということです。
このとき、10記事すべてが当たらない確率はどうなるかというと…
0.9910≈ 0.904
つまり、約90.4%の確率で「全部ハズレ」という結果になります。
10記事書いても何も起きない可能性が9割なんです。
……これ、想像よりずっと高く感じませんか?(もう少し読まれてもいいのに)
でもここで、50記事に増やしてみたらどうでしょう。
0.9950≈ 0.605
今度は、「全部ハズレる確率」が約60.5%まで下がるんです。
つまり、1本でも当たる確率が約39.5%に上がるということ。
数式で見ると、ちょっと現実味がないかもしれませんが──
「10本じゃダメでも、50本書けば4割の確率でヒットが出る」というのは、かなり希望が持てる数字だと思いませんか?
正直なところ、私たちが「これなら読まれるはず!」と書いた記事がバズることは、ほとんどありません。
でも、数を打つことで“たまたま当たる記事”が生まれる確率が上がる。
これが、戦略的な「記事数」の意味なんです。
もちろん、「ただ書けばいい」という話ではありません。
でもまずは、“当たりの確率を引ける土俵に乗る”ための本数を意識することが、成果への第一歩になると思います。

数字が教えてくれる、戦略的な“続ける意味”
ここまでの話で、10記事では当たる確率がわずか9.6%、50記事なら約40%まで跳ね上がる──ということがわかりましたよね。
この差、あなたはどう感じましたか?
正直なところ、「え、50記事書いても60%の確率で全部ハズレなの!?」とがっかりするかもしれません。
でも、見方を変えればこうも言えるんです。
たった50記事で、4割の確率で“誰かに届く記事”が生まれる。
これって、実はすごく希望のある数字だと思いませんか?
ブログって、どれだけ勉強しても、どれだけ熱意を込めても、どの記事がヒットするかは正直“運の要素”も大きいんです。
狙ってバズらせるのは難しい。でも、数を重ねることで“当たる確率”は着実に上がっていく。
だからこそ、「まずは50記事書いてみよう」というのは、ただの精神論ではなく、ちゃんとした戦略なんです。
さらに言えば、「50記事を書き切れる人」って、意外と少ないんですよ。
ブログを始めた人のうち、3ヶ月以内にやめる人は9割とも言われています。
つまり、50記事までたどり着けば、それだけで上位1割の“継続者”になれる。
その時点で、すでに他の多くの人と大きな差がついているんです。
この数字が示しているのは、「才能よりも継続のほうが強い」ということ。
そして、「数を打つこと自体が、最大の近道である」ということなんです。
参考統計との照合|数字で見る“当たりにくさ”の現実
ここまで確率の話をしてきましたが、
「とはいえ、それって机上の空論じゃないの?」と感じた方もいるかもしれません。
なのでここでは、実際に公開されている統計データを使って、当たり記事の“出にくさ”がどれほど現実的なものなのかを見てみましょう。
● 96%以上のブログ記事は読まれていない
まず最も衝撃的なのがこの数字。
96.55%のWebページは、オーガニック検索からの流入が「0人」
……ほとんどのページ、誰にも見られてないんです。
つまり、「誰にも届かない記事」がデフォルトということ。
逆に言えば、ほんの数%の“当たり記事”だけが多くの人に読まれている構図なんですね。
あなたのブログが最初から読まれないのは、“普通”。
むしろ、1本でもヒットしたらそれは**「勝ち組」側のコンテンツ**なのです。
● 日本国内の傾向:「10〜30記事」で検索流入が見え始める
日本のブログ運営者の体感としても、だいたい10〜30記事あたりから、検索経由のアクセスがポツポツ増え始めるという意見が多いです。
この“30記事前後”という数字、さきほどの確率論で言えば当たりが出始める“打席数”とも一致してきます。
検索エンジンに評価されるには時間がかかる。
でも、記事数が増えることで「専門性」や「網羅性」が高まり、ブログ全体としての信頼スコアが上がるんですね。
つまり、確率的なロジックと、実際の統計データはしっかりリンクしているということ。
読まれないのが当たり前。
でも、「書き続ける人だけが、当たる確率を手に入れられる」。
それが、データから見えてくるブログ運営のリアルなんです。
戦略アクションと実践例|“当たる記事”を引き寄せるために今できること
さて、ここまでで「数を打つことで確率は上がる」という考え方と、それを裏付けるデータも紹介してきました。
とはいえ、「じゃあ、とにかく50記事書けばいいんでしょ?」と思ったあなた。
…惜しいです。正直、ただの量産では、遠回りになることもあるんです。
ここからは、「数×質」を両立させるためのフェーズ別戦略と、実際に効果があった具体例をご紹介します(下記の関連記事)。

まとめ|“確率”と“行動”がつくる未来
ここまで読み進めてくださったあなたは、もうお気づきかもしれません。
ブログって、当たる確率は低い。けれど、行動すればするほど、その確率は確実に上がる──。
たとえば10記事を書いても、当たりが出る確率はわずか9.6%。
でも、50記事まで書けば、その確率は約40%まで跳ね上がる。
もちろん、「質」や「検索意図」「ユーザーの悩み」などを意識した記事でなければ、単純な記事数だけでは意味がありません。
でも、逆に言えば「質」を意識しながら続けることで、あなたにも必ず“当たり記事”を引ける瞬間が来るんです。
そして、その1本が生まれたとき──
「これまでのすべてが報われた」って、きっと思えるはず。
正直なところ、最初のうちは“まったく読まれない時間”が長く続きます。
誰にも読まれていないのに、毎日ブログを書き続けるって、想像以上にしんどいです。
でもね、それが普通なんです。
むしろ、それを越えた人だけが、次のステージに進める。
あなたが書いた51本目の記事が、誰かの検索にぴったりハマって、
「これ知りたかった!」と感謝されるかもしれない。
その未来を信じて、今日も一文字、一記事。
コツコツと積み重ねていきましょう。
あなたの“当たり記事”は、もうすぐそこにあるかもしれません。

