「ブログを始めたけど、なかなかアクセスが増えない」
これは誰もが通る悩みです。
ブログは、1記事書けばすぐにバズって読まれる──という世界ではありません。
特に始めたばかりの初心者にとっては、一定数の記事数が蓄積されて初めて検索流入やSNSでの広がりが期待できます。
では、一般的に“読まれるブログ”になるには、どの程度の記事数が必要なのでしょうか?この記事では、実例やデータ、経験則を交えて解説していきます。
結論:まずは30〜50記事が一つの目安
多くのブロガーやSEO関係者が口をそろえて言うのが、「30〜50記事がひとつの壁」です。
- 30記事:Googleのインデックス数が増え、検索流入が始まる
- 50記事:ある程度のカテゴリ網羅ができ、関連性のある内部リンクでSEO評価が上がる
この数になるまでに3〜6ヶ月程度かかる人が多く、「読まれる前にやめてしまう」人の多くは、この段階を乗り越えられていないケースが多いです。
例外:すでにファンがいる場合
例外的に、他のSNSやYouTubeなどの媒体でフォロワーを多く持っている方がブログを開設すると、数記事しかない状態でも万単位のアクセスを集めることが可能です。
実際、私が過去に管理した登録者10万人規模のインフルエンサーのブログでは、開設の告知直後に1日で1万件以上のアクセスを記録しました。
ただしこれは、すでに「信頼」と「ファン」を持っている場合に限られる特例であり、ゼロから始める多くの人には当てはまりません。
なぜ記事数が必要なのか?
SEO評価には「質と量の積み上げ」が必要
Googleは単発の記事だけで評価を上げるのではなく、「一貫性」「網羅性」「更新頻度」などを含めてサイト全体を見ています。
そのため、同じテーマで複数の記事があることで、専門性・信頼性が評価されやすくなります。

ユーザーの滞在時間が増える
ブログに記事がたくさんあると、訪問者は1記事読んで終わりではなく、「他にも読んでみようかな」と感じやすくなります。
これは、
- 関連する記事を内部リンクでつなぐことで、自然と次の記事へ誘導できる
- 「このブログ、詳しいな」「自分に合うかも」と思ってもらいやすくなる
- 記事ごとに違った切り口や具体例を提示することで、読者の満足度が高まる
といった複数の理由からです。
Googleのアルゴリズムでも、「滞在時間の長さ」は一定の評価指標とされており、結果的にSEO評価が向上→検索順位が上がるという好循環が生まれます。
SNSなどのシェアで“当たり記事”が生まれる確率が上がる
10記事しかない場合よりも、50記事あったほうが「読者の刺さる記事」が見つかる確率は上がります。
つまり、記事数が多い=“当たり”の可能性が増えるのです。
どれくらいの時間が必要?
では、50記事を書くにはどれくらいの時間がかかるのでしょうか。
1記事あたりの所要時間(目安)
2000文字の記事を作成する場合、
- 構成を考える:30〜60分
- 調査や情報収集:30〜90分
- 執筆と編集:60〜120分
平均して2.5〜4時間/記事と見積もるのが妥当です。
50記事分の総時間
単純計算:
- 最短:2.5時間 × 50記事 = 125時間
- 最長:4時間 × 50記事 = 200時間
つまり、100〜200時間の作業時間を確保する必要があるということになります。
副業で1日1時間しか作業できない場合、最短でも約4ヶ月はかかる計算です。
ただし「闇雲な投稿」ではNG
記事数が重要とはいえ、内容が薄かったり、ターゲットがバラバラだったりする記事を大量に投稿しても意味がありません。
質と方向性を意識しながら、テーマに沿った記事を増やしていくことが重要です。
どんな内容を書けばいいのか?
- 読者の悩みを解決するコンテンツ(例:「ブログ アクセス数 増えない」)
- 自分の経験・実践に基づく記事(例:「私が月1000PVに達するまでにやったこと」)
- 「まとめ」「比較」「ランキング」などの形式も読まれやすい
記事の書き方や構成も検索上位には重要なので、「タイトル」「見出し」「導入文」にも注意を払いましょう。
まとめ|「まず30〜50記事」がスタートライン
ブログは短期勝負ではなく“蓄積型メディア”です。最初は全く読まれないのが普通。そこでやめずに、「まずは50記事」を目標にコツコツ積み上げることが、最初のブレイクスルーにつながります。
もちろん記事の質も大切ですが、質だけを求めすぎて更新頻度が下がるのも問題です。質と量のバランスを意識しながら、継続することが最重要ポイントです。
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