正直なところ、資産を増やすための第一歩は「知識」よりも「考え方の転換」だと思うんです。
働いて、使って、また働いて。
この繰り返しから抜け出すには、お金の見方を根本から変える必要があります。
今回は、そんな「お金の考え方」と「実践の方法」を同時に学べる5冊を紹介します。
どれも、読み終えたあとに“行動したくなる”本ばかりです。
『バビロンの大富豪』ジョージ・S・クレイソン
まずは原点。
古代バビロンを舞台にした物語で、登場人物たちが語るお金の知恵は、
現代にもそのまま通じます。
「収入の1/10を貯めよ」「お金を働かせよ」。
たったそれだけのことなのに、これを“実行できる人”がどれほど少ないことか。
私も最初に読んだとき、素朴な言葉の中に“原則”がすべて詰まっていると感じました。
『金持ち父さん 貧乏父さん』ロバート・キヨサキ
資産を作る上で、考え方を180度ひっくり返してくれる一冊。
「資産と負債の違い」という、シンプルだけど本質的な概念を通して、
“お金に働かせる”という発想を教えてくれます。
正直、これを読んだあとに「貯金」と「投資」の境界線が見えてきました。
働いて稼ぐだけでなく、どう“流れ”を作るか。
資産形成の入口として欠かせません。
『となりの億万長者』トマス・J・スタンリー
実際のデータから見た「本当の金持ち」はどんな人か?
その答えは、意外にも“普通の人”でした。
倹約家で、地道で、派手さのない人たち。
彼らは「見栄」より「自由」を選び、長期的な視点でお金と向き合っています。
この本を読むと、「節約=我慢」ではなく「自由のための戦略」だと気づきます。
地味だけど、確実に未来を変える思考法です。
『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』橘 玲
日本の制度や税の仕組みを理解するなら、これ一択。
努力よりも「構造を理解して正しく動く」ことが、
どれほど大きな差を生むのかを教えてくれます。
読んでいて思うのは、「知らないこと」が一番の損失だということ。
この本を読めば、社会の仕組みの中でどう動けば得をするか、
冷静に判断できるようになります。
『世界一やさしい 株の教科書 1年生』ジョン・シュウギョウ
最後は実践ステップ。
株式投資の基本を、初心者にもわかりやすく解説してくれる入門書です。
なぜ株で資産が増えるのか、どんなリスクを取るべきか。
“理屈でわかる”ので、変な投資話に惑わされなくなります。
行動に移す前の“安全な第一歩”として最適。
まとめ:お金の勉強は、自由への勉強
お金の知識って、実は「人生を自由に設計する力」そのものだと思います。
たとえ今は資産がなくても、
考え方と習慣を変えれば、少しずつお金が味方になってくれます。
この5冊は、そのスタート地点に立つためのガイド。
気になる一冊からでいいので、ぜひ手に取ってみてください。
読むたびに、未来のお金の流れが変わっていきます。


















