プレゼン資料を作っていて、
「なんかスライドがプロジェクターに合わない…」
「横幅を合わせると、縦が短くなっちゃう…」
そんな経験、ありませんか?
正直なところ、私も昔は「なんでこうなるの?」と悩んでいました。
でも実は、PowerPointの「比率設定」を変えるだけで、多くの問題は解決するんです。
この記事では、PowerPointの画面比率を変更する方法を初心者向けにわかりやすく解説していきます。
印刷や投影、Zoomなど、それぞれの目的に合わせて最適な比率に調整するコツも紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
PowerPointの画面比率とは?
PowerPointには、スライドの“縦横比”を設定する機能があります。
これがうまく合っていないと、プレゼン時にスライドが切れてしまったり、余白が出て見栄えが悪くなったりします。
よく使われるのは、以下の2パターンです。
- 16:9(ワイド):モダンなプレゼン、PC画面、テレビ画面、YouTubeなど
- 4:3(クラシック):古いプロジェクター、印刷資料、小規模会議室など
現在は16:9が主流になってきていますが、まだまだ4:3を指定される現場も多いです。
特に、古い設備の会議室や学校などでは「なぜかスライドが切れてしまう…」という場面に遭遇することも。
そんなときこそ、画面比率の変更が役に立ちます。
実際の変更手順(画像付きでやると◎)
では実際に、PowerPointでスライドの比率を変更する手順を見ていきましょう。
【操作手順】
1.PowerPointの「デザイン」タブをクリック

2.右端にある「スライドのサイズ」を選択

3.「ユーザー設定のスライドのサイズ」または「ページ設定」をクリック
4.プルダウンで「4:3」または「16:9」を選ぶ

また、必要に応じて「ページ設定」にいき、自分の好きな比率に変更することもできます。
あとから画像やレイアウトが崩れる可能性があるので、
スライドを作り始める前に比率を決めておくのがベストです!
画面比率を途中で変えるときの注意点
資料を作り始めたあとに「やっぱり4:3じゃなくて16:9がよかった」と気づくこともありますよね。
でも、その時に比率を変えるといろんな崩れが発生するので要注意です。
主なトラブル例:
- 画像やテキストがはみ出す
- 図形が縮む/伸びる/歪む
- オブジェクトの再配置が必要になる
- テンプレートやマスタースライドが崩れる
○ 対策としておすすめなのは:
新しいプレゼンファイルを作成し、最初に希望の比率を設定。
そのあと、スライドを1枚ずつコピペしていく方法です。手間はかかりますが、トラブルを未然に防げます。
よくある質問(Q&A形式)
Q1. 印刷用にはどの比率がベスト?
→ 4:3が推奨されます。プリンターの用紙サイズ(A4など)に自然に収まりやすく、無駄な余白が出ません。
Q2. ZoomやTeamsで画面共有するなら?
→ 16:9が基本です。PCやタブレットの画面サイズと一致するので、見やすさアップ。
Q3. 比率を変えると文字サイズは変わる?
→ 若干変わる場合があります。自動で調整されることも多いですが、改行位置がずれたり、読みづらくなることもあるので、確認は必須です。
Q4. 表紙スライドだけ比率を変えられる?
→ できません。比率はプレゼン全体で一括管理されているので、1枚だけ変えることは不可です。
まとめ|比率変更は“最初に設定”が鉄則
- スライドの比率は、「最初に設定」しておくのが安全
- 迷ったら「16:9」が今の主流でおすすめ
- 印刷・投影・画面共有など、用途に合わせて調整
- 途中変更はトラブルが多いので注意!
最後にひとこと
画面比率って地味に見えるかもしれませんが、「伝わるプレゼン」を作るうえで大事な要素のひとつです。
ちょっとした設定で、スライドの見た目も印象もグッと変わります。
「なんかズレてる…」と思ったら、まずは比率を見直してみてくださいね。


